萩にある自然遺産の発掘をめざして
― 陸生班 ―

 

陸生班は、萩博物館・陸上生物部門のサポート班として、現在7名のグループで、土曜日に活動しています。

 
活動目標

 萩の自然に育まれた陸上生物に注目して、資料の収集につとめています。この活動から得られた成果を、萩博

 物館主催のワークショップ「自然ふしぎ発見ツアー」に結びつけたいと思っています。
 
平成23年度の活動計画

1.「萩いきものマップ」の製作    

2.クリスマスや正月用のオブジェの製作を、イベント化します。
 
○ 萩いきものマップの製作過程
1.萩阿武全域の観光対象となるスポットを選びます。
※これまで、指月公園、笠山、田床山、阿東町、山の口ダムなどの調査を行いました。
 
2.(1)で出会った生物を写真に撮り、地図にプロット(貼付け)していきます。
 
3.(1)で選んだスポットの、四季折々の情報を紹介できるような資料を製作します。
 
それでは、萩の蝶類の中、珍しいものをご紹介しましょう。
 
ミカドアゲハ(萩市の天然記念物)
 
ミカドアゲハ(写真上)は、元来、南方種のチョウで、昭和35年(1960)に指月山で初めて発見され、当時はそこが
北限となったため、萩市の天然記念物に指定されました。
 
しかし、昨今の地球温暖化により、どんどん北進して、ついに岡山県までと紀伊半島の一部、山陰側では須佐まで
見られるようになりました。
 
ミカドアゲハは、萩では5〜6月に成虫が見られる1化性です。6月に生れた卵は、1週間程度で幼虫になり、幼虫
はオガタマノキの新芽を食べて大きく育ち、7月にはさなぎになり、そのまま翌年の5月まで過ごします。
 
オガタマノキは神社によく植えてある木で、それを幼虫が好んで食べるため、帝(みかど)という和名がついたとされ
ています。
 
写真:活動中の皆さん
 (左)標本箱作製中  (真ん中)楽しい昆虫標本作り  (左)水田の生き物探索(阿東町)
取材&構成(藤山)