下リボン:    〜♪♪学芸サポート・レコード班♪♪〜
 
横巻き: 活動紹介
NPO萩まちじゅう博物館「学芸サポート・レコード班」は、平成19年10月より活動を始め、現在8名のメンバーで活
動しています。萩博物館に寄贈されているレコード類の分類・整理を行います。具体的には、レコード資料のクリー
ニング、番号付与、袋収納、目録作成等を経て収蔵庫へ保管とデータベース整理を行います。データベースには曲
名、演奏者等で検索し、そのレコードの有無、所在箇所がわかるように工夫しています。
 
横巻き: 活動日程
毎月2回程度、萩博物館長屋門の「くらしの館」の展示スペースを利用してレコード資料整理をしています。それと
今年度は、隔月毎に「レコード・ミニ演奏会」を開催しています。現在、来年(平成22年)の1月16日(土)、3月20
日(土)に予定しています。初めて見るSP盤レコードを手回しの蓄音機で体験できます。また、鉄針と竹針を使って
の音の違い等も体感できますし、針を落とす瞬間の緊張感を体験することができます。興味のある方、昔を懐かし
みたい方、レコード時代を知らない子供たち、是非、お立ち寄りください。
 
横巻き: レコードの歴史

1877年

明治10年

トーマス・アルバ・エジソン、円筒型蓄音機の発明、記録したものを初めて再生、フォノグラフ「蓄音機」と命名、これがレコードの最初とされる

1878年

明治11年

同人社文学雑誌に「蘇言機ノ事」という見出しで蓄音機が照会される

1891年

明治24年

国産第1号蓄音機製作

1896年

明治29年

蓄音機が商品としてアメリカから日本に輸入される

1902年

明治35年

米国コロンビア、フォノグラフ社、円盤形レコード発売

1903年

明治36年

日本初の「写声機平円盤」すなわちレコード盤をコロンビアから輸入販売

1908年

明治41年

天賞堂は平円盤をレコードと改称

1948年

昭和23年

LPレコードが米国コロンビア・レコードから発売

1951年

昭和26年

日本コロンビアが日本初のLPを輸入発売、「長時間レコード」と呼ばれた

1954年

昭和29年

日本ビクター、EPレコード発売

1958年

昭和33年

日本ビクター、ステレオ録音レコードの発売

1978年

昭和53年

LPの生産が史上最高を記録

1982年

昭和57年

CDとプレーヤーが世界に先駆け日本から同時発売

1986年

昭和61年

ついにCDがLPの国内生産枚数を追い越す

 
横巻き: レコードの種類

SP盤

Standard ?playing

・78回転のシェラック盤(酸化アルミニウムや硫酸バリウムなどの微粉末をシェラック(カイガラムシの分泌する天然樹脂)で固めた混合物を主原料としている

・片面の演奏時間は2〜5分程度

・8、10、12インチ盤

・SPレコードは1955年頃まで製造

・モノラル記録

LP盤

Long playing

・33回転3分の1のビニール盤

・7、10、12インチ盤(高音質向けの45回転も少数発売された)

・1948年にアメリカのコロンビアレコード社ではじめて発売されたもの

EP盤

Extended laying

・45回転7インチのビニール盤

・音溝は1インチ240本以上で、片面7分以上の演奏時間が延長されている

・ドーナツ盤と混同されることが多く、またドーナツ盤を含めて45回転盤をEPと称する場合もある。

ドーナツ盤

 

・45回転7インチのビニール盤

・穴が大きいためドーナツ盤と呼ばれる(38ミリもある)これはオートチェンジャー(ジュークボックス)対応のためで、不要ならば折り取ることができる

・LPと同じ大きさの中心穴(ふつう7.3ミリ)がついたものもあった

・音溝は1インチ(2.54センチ)に220本前後で、片面3分半録音できる

・1949年にアメリカのRCAビクターで発表したもの

フォノシート

 

・ごく薄い塩化ビニールのフィルムでできていて、音質はかならずしも良くないですが、手軽で安価なのが特色、よく雑誌の付録についた

 
横巻き: ミニレコード演奏会
11月21日(土)10時〜16時、当日は一段と冷え込みましたが、萩博物館の長屋門「くらしの館」でミニレコード演
奏会が開催されました
 
(左)蓄音機(SP盤レコード)
(右)ステレオ(LP盤、EP盤レコード)
 
(左)様々なジャンルのレコード
(右)蓄音機を初体験する子供とそのご家族
 
横巻き: 最後に
レコードを知らない子供たち、ステレオは知っているがハンドルを回す蓄音機を知らない方たち、年配の方々へは、
昔を懐かしみ、想い出させてくれるレコードが萩博物館にあります。
 
日頃の活動は寄贈されたレコードを整理する地味な作業をしていますが、ミニレコード演奏会を通して世代によって
感じ方は違うでしょうが、懐かしいレコードや音楽に接して新たな思い出ができればとレコード班の方々は願ってい
ます。レコードは過去のものから現在でも聞けると新たに認識しました。
 
取材にご協力下さった「学芸サポート・レコード班」の皆様、ありがとうございました。
 
平成21年12月 まち博情報発信班 戸崎 英久